抜擢プログラムで半年間育成支援させていただいた、某社の24人の女性メンバーの方々から、感謝のラブレターとも言えるような感涙もののアンケートをいただきました。

何より嬉しいのは、半年前と比べて、みんな「今と未来の自分を信じる力」が格段に強くなったこと。失敗したくない優等生的ふるまいや、正体不明の不安からも解き放たれて、リミッターが外れた感じ。自分の可能性に蓋をして先延ばしにしてきたことに挑戦してみて、やればできる自分を確信し、チャレンジすることが楽しくなってきたようです。

プロジェクトが佳境な方も、ワーキングマザーも、臨月の方も、地方から毎月通ってきていた方も、みんな言い訳せずにやり抜いたことで、ビジネスの心肺機能と意識と視点がぐっと上がった印象です。

これまで約5000人の女性たちとワークショップをやらせていただいた経験から見ると、女性の場合、ライフイベントが短期間に目白押しで、選択肢が多すぎるから、不安の先取りで悩んでいる人が多いような気がします。選んだ選択肢がベストだったと思いたいのはあたりまえ。でも、本当は、その人にとってベストな選択肢は「みんな違ってみんないい」んだと思います。

今回の彼女たちをみていると「今の自分が好きという健全な心理状態の中で、好きな選択肢を選んだ」と言えるかどうか、そういう自由を手にできているかどうか、が重要な気がします。消去法や安全策の選択肢ではなく、自分が好きな選択肢。

「”女性たちよ、輝け、輝け”、って外野がうるさい」という声もよく聞くききますが、今回彼女たちが手にしたものは「自らの輝きを自らが規定できる自由」なのではないか、と思った次第。一緒に走る仲間の姿から、違う選択肢への受容性と尊敬もぐっと高まった、という点も、本当にすばらしかったなぁ。講師冥利です。

代表プロフィール

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岡島悦子(おかじまえつこ)

プロノバ 代表取締社長/
ユーグレナ 取締役CHRO

経営チーム強化コンサルタント、ヘッドハンター、リーダー育成のプロ。
「日本に"経営のプロ"を増やす」ことをミッションに、経営のプロが育つ機会(場)を創出し続けている。

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