今回も主催者の小林雅さんにお声がけいただき、IVS(Infinity Ventures Summit)でセッションのモデレーターを務めさせていただいた。

ご一緒させていただいたスピーカーは、

セッションテーマ: 「強い経営チーム・組織を創る」

GMOインターネット株式会社 代表取締役会長兼社長 グループ代表 熊谷 正寿 氏
GMOインターネット株式会社 専務取締役 安田 昌史 氏


LINE株式会社 代表取締役社長 森川 亮 氏
LINE株式会社 執行役員 HR担当 落合 紀貴 氏
 

ヤフー株式会社 副社長 兼 最高執行責任者 川邊 健太郎 氏
ヤフー株式会社 ピー プル・デベロップメント本部長 本間 浩輔 氏

という、超豪華な皆さま。

 

IVSを終えて再認識したのはー今の時代、ベンチャー企業で働く人に最も求められる資質は「スピードの速い変化を楽しめるか」 ということ。LINEの森川さんもYahoo!の川邊さんも、このことを指摘されていた。これ、大企業でも実は同じなのだが、現状、これを評価軸として置いている大企業は少ないはず 

2004年から始まったIVS(当時はNILS)と今を比べると 、参加企業が増えたのは勿論のこと、テクノロジーやデバイスの変化のため、同じ企業でもまったく同じドメインという企業はもちろ ん存在しない。

成功すればするほど最適化が進み、大企業病化やイノベーションの ジレンマという宿命が待っている。しかも人間は「習慣の動物」。 そこで、新しいことにワクワクできるか、未知のことを不安に感じ るかは、個人の資質による。が、これも経験で克服できる。

私の提唱している「前倒しのキャリア」もその方法のひとつだ
が、人生の早めの時期に、転校、海外留学、異動、他流試合、等の環境が変わる体験、アウェイの経験をすることによって「変化によ る発見の楽しさ>不安」という体験がベースにできると、変化耐性 やビジネスの心肺機能が高まり、多様性への受容性も高まるのだと 思う。

個人の意識としても、人が変わるためには「時間の使い方、場所、 つきあう人」のどれかを意識的に変えるべきーと大前研一氏は説いている。小さなことで言えば、引越などでもいいのかもしれない。

スピード速くイノベーションをし続けている企業には「組織のゆらぎ設計」の文化と制度がある。
「変化を楽しめる人」をどう採用できるか、どう創れるか、がこれからのベンチャー企業の組織設計のKSFの一つになるのではないか、と思う次第。

 

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代表プロフィール

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岡島悦子(おかじまえつこ)

プロノバ 代表取締社長/
ユーグレナ 取締役CHRO

経営チーム強化コンサルタント、ヘッドハンター、リーダー育成のプロ。
「日本に"経営のプロ"を増やす」ことをミッションに、経営のプロが育つ機会(場)を創出し続けている。

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