アントレプレナーシップ教育が必要なのは? 2013-10-16

日本の成長戦略、特にベンチャー企業創出・育成の課題の話の際に 、若者のアントレプレナーシップ不足傾向の話をする方がいるが、何だかピンと来ない。ましてやアントレプレナー教育の話はもっとである。

BEYOND Tomorrowなどで現役の被災地出身の大学生や高校生に触れていると、彼らは可能性に満ちているし、夢や意欲を持っている。

もちろん、以下のようなことはよくある。

・アンテナやインプットの量が少なく視野が狭い
・自分の可能性に気づけていない
・夢を言語化できていない…


しかしながら、これは「アントレプレナーシップ」の欠如ではないと思う。


アントレプレナーシップの芽をつぶしているのは、周囲の大人の「 善かれと思ってのブレーキ的一言」=「あなたには無理」「もっと 堅実に」「もっと現実的に」「みんなと同じに」…

こういった一言が、周囲に「可能性を信じて見守る」大人がいる若 者との間に「機会の格差」を生んでいる。即ち、アントレプレナー シップ教育が必要なのは、若者ではなく、「若者の周囲にいる大人 なのではないだろうか。そもそもアントレプレナーシップは教育 で育まれるものではなく、カッコいい大人のロールモデルや、当事 者としての原体験から生まれるものではないだろうか。

今の若者は、SNSや動画配信など、自分から発信できるメディア を沢山保有している。そのうえ、時代はマルチステークホルダーへ の対応が必要で、カリスマ型の権威によるリーダーシップではなく 水平型のリーダーシップがどんどん有効になっている。

もちろん本質的にリーダーシップを発揮しようとすると、権力を上 手く巻き込んだり、人脈を駆使したりといった「大人のチエ」は必要。しかしながら、そこに行くまでに泡と消えてしまっている可能性が沢山あるような気がしてならないのである。

年金がもらえる可能性が非常に低い今の10代、20代の定年は75歳くらいだとすると、職業人生50年。50年先の「安定」「堅実」なんて、今いる大人の誰も保証はできないと思う。

だったら、若いうちに挑戦して、可能性を伸ばしたり、自己肯定感を得たり、する旅を応援できる大人がもっと増えることが、この話の近道なのではないかなと思う。若いうちの失敗は大事に至らないし、むしろ人生の糧となるのではないだろうか。


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