一過性でなく持続性のある形で変革を起こすために、変革のための同志=フォロワーをどう形成していくか。
平時で、しかも業績が良い状態での変革は本当に難易度が高い。
顧客重視は重要なのだが、目の前の顧客重視の美名こそが、真の顧客重視のための変革の阻害要因になってしまうことすらある。多くの企業の変革において、この「顧客重視」という言葉の解像度をどこまで高められるか、が重要な分岐点になっている。
フォロワー形成の方法には早道も正解もないのだが、以下のようなことが非常に重要になる。
・理念と理念の背景となる哲学の言語化
・誰からどんな順番でフォロワー層を形成していくかのフォロワー形成戦略の構築
(1人めのフォロワー発掘や臨界点想定)
・その理念の使命感と日々の仕事を結びつけるようなストーリー(or 事例)
本日もこのフォロワー形成のコミュニケーション戦略構築の講演とワークショップを実施したのだが、上記に加えて圧倒的に重要なのは…
・経営トップの変革に対する覚悟と情熱と、それに対する愚直なコミュニケーション
これが、圧倒的なレベル感で求められる。
経営幹部合宿そのものも、いわば変革のフォロワー形成の一幕。
今日は、北風と太陽の劇場型のワークショップで、共感と共振でフォロワー形成の演出をしたが、スタイルは様々でも、経営トップの圧倒的な情熱が何より重要だな、と心から思った次第。