グロービス時代の同僚で、今は私と近しい業のリクルートエグゼクティブエージェントのMDをされている井上和幸さんが、井上和幸の「志高き経営者を科学する日誌」で、『抜擢される人の人脈力』をご紹介いただきました。
【井上和幸の「志高き経営者を科学する日誌」】
『抜擢される人の人脈力』『デキる人は皆やっている 一流の人脈術』 より
私とも同業であるエグゼクティブサーチ業に携わる中での戦略的人脈形成フレームワークについて著した一冊。
「人脈スパイラル・モデル」
1.自分にタグをつける
2.コンテンツを作る
3.仲間を広げる
4.自分情報を流通させる
5.チャンスを積極的に取りに行く
を軸に、具体論が提示されており、できるビジネスリーダーなら自身のステップを即チェックし、チューニングかけるべきところは即チューニングするだろう内容です。
我々の目線は「いかに声が掛かるか」という軸でその方のバリューを見るところがあります。
そのための骨格に光を当てた好著ですね。
できるリーダーには抜擢の声が掛かり、そこで背伸びをしつつ成果を出し、 それによって一段上のレイヤーに登り、またチャンスをつかみ、成果をだす。
プロ経営者やファストトラッカーのリーダー人材なら、必ず行っているキャリア形成のフレームワークが、明快かつ論理的に解説されています。
「声が掛かる」というプル型の事象を、いかに自ら仕掛けるプッシュ型アクションとして動くか。
こういう仕掛け処にこそ実は、勝ち組・負け組の格差が潜んでいることに気付かねばなりません。