承認欲求の高い「優等生病」からどうやったら抜け出せますか?ってよく聞かれる。
 
私も長いこと(今も少し)この病気=「頭ではわかるけれど、やっぱり実際には人にどう思われるかが気になる」
だったので質問の趣旨は痛いほどわかるんですよね〜
 
ここから早めに脱却した人を見ていると、以下のようなタイプが存在している模様
  • そもそも自分の価値観や美意識のほうが人の評価より大事なタイプ
  • 天災や大病などで、自分(もしくは自分に非常に近しい人)の命が限りあるものであることをつきつけられ、気づいたタイプ
  • 自分の天職のようなものに(たまたま)巡り会えたタイプ
  • 仕事である程度の自信が持てて吹っ切れたタイプ
  • 家族や本当に親しい友人数名からの承認が揺るぎないものだと信じられるようになって、自己肯定ができるようになったタイプ
  • 育児との両立などで、すべてのことを完璧にするという時間的余裕を持てなくなったことで、やらないことを決めたものの、意外に大丈夫だということがわかって気づけたタイプ
* * *
 
大学生の就職ランキングが象徴しているように、多くの人が「すごいよね」というようなものは大抵ちょっと遅め
で、本当の旬を過ぎているケースが多いように思う。
 
万人に正解のキャリアなんて存在しない。
 
キャリアの早めに優等生病からの解脱をして、わがままではないけれど、自分らしい価値観をもとにしたキャリアを選ぶ人が増えるといいし、そうなっていくように働きかけていきたいなぁと思う次第。

代表プロフィール

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岡島悦子(おかじまえつこ)

プロノバ 代表取締社長/
ユーグレナ 取締役CHRO

経営チーム強化コンサルタント、ヘッドハンター、リーダー育成のプロ。
「日本に"経営のプロ"を増やす」ことをミッションに、経営のプロが育つ機会(場)を創出し続けている。

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